インタネットメール/ローミング(1)
BIGLOBE(PCVAN)編
最終更新 98/06/21
ある意味で「ローミング」テクニックですが、
最寄りの BIGLOBE(PCVAN)や NIFTY-SERVEの PPPアクセスポイントへインタネッ
ト接続して、自分の契約しているプロバイダのインタネットメールを送受信する
テクニックの紹介です。
【 前置き 】
自分が契約しているプロバイダのメール環境を使うのに
そのプロバイダのアクセスポイントが限られていて
職場からや出張等で遠くに行った場合の電話料金を節約したい、とか
PIAFS用アクセスポイントを持っていないブロバイダと契約していて
そのサーバの自分宛てメールを、
どうしてもPHSを使って PIAFS接続で読み取りたかったり、等の場合に
PIAFSを含む近場のアクセスポイントへ繋ぎ
自分の契約してるプロバイダ上のメールを見るテクニックを紹介します。
ここでは、その接続の為に、
BIGLOBE(PCVAN)及び NIFTY-SERVEを経由した例を、
BIGLOBE(PCVAN)の設定を事例にして紹介します。
当然ながら BIGLOBE(PCVAN)や NIFTY-SERVEとの契約は必要です。
PCVAN ではパソコン通信側でのIDを使って、
そのまま BIGLOBEの PPP接続アクセスポイントにインタネット接続する
サービスが提供されています。
BIGLOBE(PCVAN)の PPPアクセスポイントは全国にあり、
また PIAFS用アクセスポイントもかなり広範囲に全国ベースで設置され
ています。よって、このサービスを使い、最寄りのアクセスポイント、
または最寄りの PIAFS用アクセスポイントへ PCVANのIDを使って
インタネット接続し、メールは自分の契約しているプロバイダの設定を
して送受信する、という方法が使えます。
同じく NIFTY-SERVEでも BIGLOBE(PCVAN)と同様に NIFTYのIDを使って
インタネット接続するサービスが提供されてます。その詳細については
nifty:FNECMC/MES/12/00606 に紹介されてます。そちらを参照下さい。
私自身はまだ NIFTYのIDでは確認してませんが、
同じテクニックが使用できると思います(←推定です)。
以下、MG(モバMK32)の「電子メール」の通信設定を紹介します。
1)接続先設定(標準設定)
上記の画面イメージの様に、左側の ppp接続の部分の設定は BIGLOBE(PCVAN)
の設定を行い、右側のメール関連の設定は自分の契約しているプロバイダの設定
を、それぞれ設定します。
【 注 】
・上記の画面例の電話番号は私が使っている東京のapの例です。
それぞれ最寄りの BIGLOBE(PCVAN)の ppp接続apの電話番号を
設定して下さい。
・ BIGLOBE(PCVAN)の場合IDによりDNS設定が異なりますので
自分のIDでの設定を確認して記入して下さい。
2)接続先設定(拡張設定)(1/2)
上記の画面イメージの様に、左側の認証方式や拡張DNS設定の部分は、
全て BIGLOBE(PCVAN)の設定を行います。右側の部分は何もしませんでした。
【 注 】
・ BIGLOBE(PCVAN)の場合IDによりDNS設定が異なりますので
自分のIDでの設定を確認して記入して下さい。
3)接続先設定(拡張設定)(2/2)
上記の「拡張設定(2/2)」は、今回は何も設定しませんでしたが、
どうしてもつながりにくい場合のみ、右側の「タイムアウト時間」を
試行錯誤しました。通常は何も変更無しで良いかと思います。
【 補足:注意事項 】
今回紹介したテクニックは、BIGLOBE(PCVAN)や NIFTYのIDを持つ場合に
その全国規模で展開されてるアクセスポイントを活用できる便利なテクニック
だと考えます(←自我自賛です:笑)。私自身は BIGLOBE(PCVAN) と自分が契約
している「湘南インタネット倶楽部」の組み合わせで実際に使っています。
ただし、プロバイダによっては上述のローミングによるメール環境へのアクセス
を禁止しているケースや、受信は出来ても送信は出来ない等の制限を設けている
ケースもある様です。詳細についてはそれぞれのプロバイダへの確認が必要かと
思います。
【 余談 】
以下は余談です。モバMKの設定の説明とは無関係です(苦笑)。
私が契約したプロバイダは自宅のある神奈川県平塚市にある小さなプロバイダ
で、平塚市及びその周辺にしかアクセスポイントがありませんでした。ただし
契約当時から64Kと288のアクセスポイントを市内に持ち、逆に PCVANも
NIFTYも当時は平塚市内には288のアクセスポイントは持ってませんでした。
まあ自宅で通信するには問題なかったんですが、問題は外に出た時です。
職場は東京都内でしたし仕事上どうしても外出が多く首都圏地域を歩き回って
います。たまには出張もあります。そんな時に、いちいち自宅平塚のアクセス
ポイントまで電話するのはかなり大変で、MG+グレ電で通信してたり出張先
のホテルからメール読み取ったりする場合は電話料金は気になるところです。
また、小規模プロバイダの為か PIAFS用のアクセスポイントはありません。
特にMGを使って外からのモバイル通信をする場合などは特に重要です。
そんな時に今回のテクニックを見つけ使い出しました。
BIGLOBE(PCVAN)も NIFTYモも、その最大の特徴は、PIAFS含めて全国にアクセス
ポイントを持っている事です。また、MGの中にもそのリストは内蔵されてい
て、比較的簡単にアクセスポイントは選択設定できます。大阪へ出張したとし
たらホテルから大阪の PPPアクセスポイントへ電話して繋げればOKですし、
また屋外からPHS使う場合は PIAFS用のアクセスポイントが使えます。私は
MGの通信設定の中に「自宅用」「PHS経由用」「BIGLOBE経由用」と複数の
インタネットメール送受信用の設定を作り、愛用しています。
なお、NTTパーソナルのPHSを使って PIAFS経由の場合は、今回とは違った
別のテクニックがあります。それは別のタイトルとして紹介します。
● 先頭に戻る ●
● 上位に戻る ●
● ホームに戻る ●